ufsp.

Unfinished Sympathy.

日本のゲーム音楽ドキュメンタリー「DIGGIN' IN THE CARTS」が面白い

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公開されたのはちょっと前になりますが。

海外製作の日本のゲーム音楽ドキュメンタリー「DIGGIN' IN THE CARTS」が面白いです。


EPISODE1からEPISODE6まで公開されており、全て日本語の字幕ありで無料で観ることができます。出演者は下村陽子さん(ストリートファイター2など)、影山雅司さん(ギミック!など)、田中宏和さん(バルーンファイトレッキングクルーなど)、植松伸夫さん(ファイナルファンタジーなど)、崎元仁さん(マジカルチェイスなど)、古代祐三さん(ベアナックルなど)、川口博史さん(ハングオンなど)、Flying Lotus、Thundercat などなど。

 ゲーム音楽黎明期の話から、各作曲家がどのような音楽や環境の影響下にあったか、海外にどのような影響を与えたかがテーマになっています。

 

www.redbull.com

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個人的に面白かったのが、古代祐三さんがベアナックル2の一曲「Go Straight」から、優れたデトロイトテクノフォロワーとして扱われていた事。聴いてみると確かにデトロイト

当時古代さんは東京のクラブ、Space Lab Yellow に夜な夜な通っていたそうで、当時の好みをそのまま曲に表現したとのこと。ベアナックルにはグラウンドビート調の曲もあり、面白いですね。

また、崎元さんのマジカルチェイスの曲、すごくかっこいいですね。惚れ惚れします。

他にもネットにより海外の再評価を知り、音楽への意欲を取り戻した影山雅司さんのエピソード、ストリートファイター2ブランカステージの旋律を苦労して閃く下村陽子さんのエピソードなど、どれもが面白いです。

製作したニック・デュワイヤー氏のインタビューを読むと、すぎやまこういちさんも取り上げたかったそうですが、スケジュールが合わなかったようですね。

海外から日本のゲーム音楽が、世界に大きな影響を与えた音楽として扱われるのは嬉しいですね。是非第二弾もやってほしいです。