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Unfinished Sympathy.

コーヒーを美味しく飲むために

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最近コーヒーにすっかりはまってしまい、凝るようになりました。少しずつ道具を集め、今では「香り高く美味しい」と思えるコーヒーが飲めるようになりました。コーヒーの香りは本当に素晴らしく、毎日コーヒーを飲むのが楽しみなくらいです。そこで、若輩者ですがコーヒーを美味しく飲む方法についてご紹介したいと思います。

美味しいコーヒーを飲むために必要なもの

コーヒーミル 

Russell Hobbs ミニブレンダー 7810JP

Russell Hobbs ミニブレンダー 7810JP

 

美味しいコーヒーを飲む第一歩は、コーヒーを粉で買うのではなく、焙煎された豆を買うところから始まります。なぜならコーヒーの味を劣化させる最大の要因は酸素に触れることで発生する酸化であり、粉は焙煎豆と比較して何倍も酸化が早いからです。また焙煎豆の香りは粉と比較して格別で、大変良い香りが広がります。

豆を挽くミルは大きくハンドコーヒーミルと電動コーヒーミルのふたつがあります。ハンドコーヒーミルと電動コーヒーミルで味が変わる訳ではないので、手軽に短時間で挽くことができる電動コーヒーミルをお勧めいたします。私が使っているのは Russell Hobbs のもので、それほど高くなく、必要十分な機能があり、見た目がおしゃれなのでお勧めです。写真のグラインダー(ガラス部分)は大きいのですが、コーヒー向けの小さいグラインダーも付属しており付け替えることができます。

 

ドリッパー

Kalita 陶器製コーヒードリッパー 101-ロト ブラウン #01003

Kalita 陶器製コーヒードリッパー 101-ロト ブラウン #01003

 

コーヒーをハンドドリップする際に必要となります。私は二杯分のコーヒードリッパー 101 を使用。陶器でできていておしゃれなので気に入ってます。

 

コーヒーフィルター

こちらもハンドドリップする際に必要となります。フィルターは真っ白のものよりも、ブラウンのものの方が味に影響がなく良いようです(漂白剤を使用していないので)。これはコーヒードリッパー 101 対応のもの。

 

サーバー

Kalita 300サーバーN 【101ドリッパー用/電子レンジ用】 300cc #31203

Kalita 300サーバーN 【101ドリッパー用/電子レンジ用】 300cc #31203

 

こちらも同じくハンドドリップの際に必要です。このサーバーは二杯までのもので、コーヒー用の目盛りがあり、分かりやすくて良いです。電子レンジで温めなおすことができます。

 

ケトル

Russell Hobbs 電気カフェケトル 0.8L 7200JP

Russell Hobbs 電気カフェケトル 0.8L 7200JP

 

ポットでもよいのですが、やはりケトルが便利です。どちらにせよ、ハンドドリップ作業を考えると、注ぎ口が細いものが必要となります。私が使っているケトルはミルと同様 Russell Hobbs のもので、注ぎ口が細く、問題なくハンドドリップができます。

 ちなみにポットでは以下のようなものがあります(以前使ってました)。

Kalita 細口ポット 0.7L

Kalita 細口ポット 0.7L

 

 

コーヒーストッカー&メジャーカップ

Kalita コーヒーストッカー400N 【容量400g用】 #44189

Kalita コーヒーストッカー400N 【容量400g用】 #44189

 

コーヒーの味を劣化させる最大の要因は酸化です。保管時には酸素に触れさせないよう、気をつける必要があります。コーヒー豆を買うと大抵袋詰めされており、ジッパーや留め具付きであったり、炭酸ガスを放出し酸素が入らない仕組みを持つガス抜きバルブ付きであったりと、酸化対策が施されているものもあるので、袋のままコーヒーストッカーにしまうのが良いかと思います。このコーヒーストッカーにはハンドドリップ時にコーヒー豆の量を測るメジャーカップ(10g)も付属しています。

 

カップ

オスロ カプチーノ220cc 4個セット

オスロ カプチーノ220cc 4個セット

 

もちろんみなさん愛用のカップで問題ありません。このカップは安価でありながらおしゃれな作りでお勧めです。

 

ミネラルウォーター 

キリン Volvic(ボルヴィック) 1500ml×12本 [正規輸入品]

キリン Volvic(ボルヴィック) 1500ml×12本 [正規輸入品]

 

 もともと水道水をクリンスイで浄水し、コーヒーを淹れていましたが、ミネラルウォーターに切り替えたところはっきりと味が変わりました。味はまろやかになり、コーヒーの複雑な味がより分かるようになりました。味にこだわるなら軟水のミネラルウォーターを使いましょう。

 

コーヒー豆

やはり美味しいコーヒーを飲むためには、美味しいコーヒー豆を手に入れるのが大切です。コーヒー豆の知識として、以下の分類があることを知っておくと良いでしょう。*1

  1. スペシャリティコーヒー - アメリカスペシャリティコーヒー協会のカップテストで 80 点以上の高品質豆。農園名まで特定できる。
  2. プレミアムコーヒー - 産地(出荷港ではない)まで特定できる希少なコーヒー。
  3. コモディティコーヒー - 一般のコーヒーショップやデパート、スーパーなどで最も多く販売されているもの。
  4. ローグレードコーヒー - 低価格のレギュラーコーヒーや缶コーヒー、インスタントコーヒーに使われている低級品。

まだまだ私も色々試して飲んでいる最中ですが、現時点で間違いないなと思う豆を販売しているお店をご紹介します。

 

スペシャリティコーヒーを扱っています。北海道での店舗販売とオンライン販売をしています。焙煎人の内倉大輔さんは国際コーヒー鑑定士の資格を保有し、焙煎豆の全国大会で優勝している実力者です。こちらで販売している、中南米に位置しブラジルの隣国であるグアテマラ共和国栽培されたグァテマラ・グアヤボ農園のコーヒー豆は香り高く、さっぱりしていながら最後の一滴まで美味しくいただける逸品です。また、インドネシアスマトラ島の高級銘柄、マンデリンのスペシャリティコーヒーである深煎りのマンデリン・スマトラタイガーのコーヒー豆は程よい苦味で美味しく飲めます(私自身はグアヤボ農園の方が好き)。北海道の家族経営のお店で、北海道出身の身としても応援したくなります。

 

鳥羽信博氏経営のコーヒーショップ。ハワイ・コナコーヒーと各種ブレンドコーヒーを扱っています。銀座での店舗販売とオンライン販売をしています。ブレンドコーヒーが比較的安価で香りが良く美味しいです。銀座にあるお店はとてもおしゃれで、一見の価値ありです。

 

美味しいコーヒーの淹れ方

道具と材料が揃ったら早速美味しいコーヒーを淹れましょう。以下は二杯分をハンドドリップで淹れる場合の手順となります。特にポイントとなる点を太字で記述しています。

  1. お水を沸かす(約 300 cc)。
  2. 20g のコーヒー豆を挽く(一杯につき 10g となります)。挽く時間は電動ミルであれば 10 秒〜 15 秒くらい。

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  3. 沸騰したお湯で淹れると苦味・雑味が出てしまうため、湧いたお湯を冷やす。お湯をサーバーに注ぎ、ケトル(ポット)に戻す。
  4. ドリッパー、フィルター、サーバーをセットし、ドリッパーにコーヒーの粉を入れる。粉全体にお湯が行き渡るようにゆっくりと注ぐ。サーバーに数滴コーヒーが落ち始めたら注ぐをやめ、30 秒待って蒸らす。この蒸らしがとても重要です。コーヒーメーカーを使用している場合は一回電源を切って蒸らしましょう。

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  5. 中心からのの字を描くようにゆっくりお湯を注ぐ。フィルターに直接お湯がかからないように注意する。

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  6. 1カップ分(約 120 cc)抽出できたらドリッパーを外す。作りたい量の半分で抽出を止めることがポイントとなります。こうすることで雑味のないコーヒーを淹れることができます。

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  7. サーバーに2カップ分までお湯を足し、よく混ぜます。

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  8. 美味しいコーヒーの完成!

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以上が美味しいコーヒーの淹れ方となります。是非みなさん試してみてください。

フレンチプレスの場合

海外ではコーヒーをハンドドリップではなくフレンチプレスで淹れるのが一般的だそうです。仕組み的には急須のようなものですね。フレンチプレスを持っていないのでまだ試せていないですが、プレンチプレスで淹れたほうが美味しいという情報もありますので、手に入り次第ここに追記したいと思います。以下のプレンチプレスの 500ml のものを狙っています(2015/5/10現在 500ml は Amazon で扱ってない模様)。

 

 

参考文献

 

*1:参考:珈琲きゃろっと「きゃろっと通信 珈琲道」