ufsp.

Unfinished Sympathy.

ゲームは一日何時間?

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ゲームは面白い。30歳を超えた今でもゲーム熱は収まらず、最近では The Last of Us に感嘆し、ドラクエ 10 をやり続け、マリオカート8を買って小躍りしている。いい歳してゲームをやることに批判する向きもあるかと思うが、ゲームに没頭して楽しむのは良いストレス解消になるし、夫婦や友達と一緒にゲームをやるのはやっぱり楽しいし、懐古に浸って昔のゲームの音楽を聴いたり、往年の名作ゲームを酒の肴にして話すのはいくつになっても楽しいものである。

 

しかし、だ。ゲームは面白いのだがいかんせん時間を食い過ぎる。音楽を聴く趣味であれば家事をしながらとか、まだ何かタスクをこなしながらできるだろうが、ゲームの場合はコントローラを持ちながら画面に食い入るようにやるものだから、なかなかそういう訳にもいかない(艦これやスマフォゲーであれば「ながら」を意識したゲームデザインであろうが、私はどちらかといえば没入できるゲームを好むし、あまり詳しくないのでここでは対象外とさせてもらう)。また、映画やテレビドラマ、アニメならば30分〜2時間という時間の区切りがあるから、切り上げるタイミングをつかめなくもないが、ゲームの場合は意識しない限りいつまでも続いてしまう。

 

会社の先輩と話した時に「自分の子供にはゲームをやらせない、なぜなら自分が三國志のゲームを永遠とやってしまって後悔したからだ」、という話を聞いて悲しくなったことがある。確かにそういう問題をゲームは孕んでいるが、ゲームの良い側面、例えばゲームのシナリオや世界観や音楽に感動したり、難問にうんうんと悩んだあと解決した時の達成感だったり、素晴らしい共通体験を提供してくれるゲームを、上述の理由で否定するのは認めたくないのである。というか、これはプレイヤーの自己管理の問題だ。

 

 自己啓発の著名な書に、スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」というのがあり、その中で時間管理の話がある。自分の活動をマトリックスで分類する考え方であり、以下の図のように、自分の活動を「緊急である/ない」、「重要である/ない」で分類するものである。

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要約すると、第一領域は緊急かつ重要なのでやらざるを得ない活動である。第三領域、第四領域に区別された活動は、そもそも自分の人生にとって重要な活動ではないので、自分が割く時間を減らす必要がある。結論を言えば、第二領域が重要でありながら緊急ではないため、おざなりになってしまう領域である。「7つの習慣」では第一、第三、第四領域の時間を減らし、第二領域の活動に対して計画的に時間を割く事が大切と説いている。

 

では、ゲームはどの領域に属すのか。ゲームのプロ(梅原さんのような)でもない限り悲しいかな、第四領域に属すだろう。ゲームは楽しいが、豊かな(バランスの取れた)人生を歩むためには、ゲームの時間を管理する必要があるだろう。

 

ゲームのプレイ時間は一日あたりどのくらいが適切なのだろう。高橋名人の「ゲームは一日一時間」という至言も参考にしながら考えてみた。最終的な答えは本人が出すしかないが、自分はこう考えた。

 

ゲームは第四領域の活動なのだから、人生の大部分の時間をゲームに消費してしまうのは考えものである。なので、ゲームが自分の活動時間に占める割合を理解し、コントロールすることが大切だ。まず、自分の可処分時間(自由に使える時間)は何時間であるかを出す。例えば社会人で平日19時に家に帰り、23時に寝るのならば平日は4時間が可処分時間。休日は24時間−8時間(睡眠時間)で16時間。次にゲームに対し自分の可処分時間の何割を割くかを考える(制限を設けるとも言う)。第四領域の活動であることを踏まえると、1割がいいところだろう。なので、ゲームは一日何時間か?の私の答えは以下となる。

  • 平日:4時間×0.1=0.5時間
  • 休日:16時間×0.1=1.5時間

 

  ゲームは平日0.5時間

  ゲームは休日1.5時間

 

いい大人なので上記を守っていきたいです。

 

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